個別銘柄研究シリーズNo.01~ジャパンエンジン~

6016ジャパンエンジン

kabutan.jp

PER PBR 利回り 信用倍率
12.5 3.44 1.12

2023年初頭には1300円台だった株価が急伸、現在10300円、時価総額288億

 

【歴史】

1910年に合名会社神戸発動機製造所として創業。1961年に阪証に上場。1985年には愛媛県に本社を置く造船業の来島どっくグループ(非上場)の傘下へ。

1989年には山田地建が親会社となるも、その業績不振から2004年にかねてから技術開発などの面で協力関係にあった三菱重工三井物産らへ第三者割当増資を行う。

2017年4月に三菱重工舶用機械エンジン株式会社より舶用エンジン事業を承継し、現在の主力事業に。2018年には三菱重工が持ち株の10%を名村造船所に売却。

現在の主な株主比率:三菱重工14.8%、名村造船10.0%。カナックス(船舶関係の会社、非上場)5.2%、新来島どっく4.4%、商船三井3.5%

 

【事業内容】

船舶用ディーゼル機関が主力だが、収益の4割程度を占めるのみ。残り6割は部品や修理によるもの。

 

【どうすれば取れたか?】

三菱重工から船舶用エンジン事業をもらったことが大きな転機、明確なカタリストだった。2017年3月期までは決算が赤字黒字まちまちで、17年3月期に▲4.6億だっただったが造船事業を継承した後の18年3月期には10億の黒字、その後も安定的な黒字を見せ24年3月期予想では23億となっている⇒利潤が安定しない企業が安定して黒字を出すようになったら注目すべき

それに昨年の造船バブルにも丸乗りできていたことも大きそう

 

【今後の見通し】

海運全体のCO2削減の流れを受けて環境にやさしいエンジンに力を入れている。特にアンモニア燃料船に力を入れる。IRは全体的に強気、良さげだけど初動を取れなかったのでこの位置から入るのはリスクが高いか。造船バブルがはじけつつあるのもあり理不尽に下げる未来も

https://ssl4.eir-parts.net/doc/6016/ir_material/208881/00.pdf