ワラントなどについてのまとめ

ワラント・CB・MSCBあたりの知識が曖昧だったので整理

 

①CB=転換社債型新株予約権付社債(Convertible Bond)

かつては単に転換社債と呼ばれていたらしいが上に書いたのが正式名称らしい。(通常の社債はSB=Straight Bond)

社債ではあるものの、新株予約権を行使して発行時に予め定めた転換価格で株券を受け取ることが可能。この場合、元あった社債は消滅する。行使しなければ通常の社債と同様に利息と償還日には額面価格を受け取れる。

一度株券に転換した後に社債に戻すことは出来ない。また新株予約権社債を分離して譲渡することも出来ない。

 

MSCB=修正条項付きCB

英語名はMoving Strike CB。①との違いは転換価格が決まっておらず、その時の相場に応じて修正を可能とする条項が付いていること。株価が転換価格を下回っているとき、株価の下方修正を可能とする下方修正条項付きCBが一般的(逆もあるにはあるらしい)基本的にロクなもんじゃない

 

ワラント債=新株引受権付社債

基本的に社債と一緒。違うのは新株引受権部分=ワラント部分が付いてくるというだけの話。CBとは違い、ワラント部分と社債部分は分離して譲渡することが可能。

 

④リキャップCB

CBの発行で得た資金でCBで転換され得る分の株式を自社株買いする手法のこと。負債はCBの分増加するが資本圧縮によりROEが向上するのでぱっと見はよくなる。自社株買いをしてるのでホルダーからしたら嬉しいだろうが詰まる所ただの会計操作であり新しく買おうという気にはならない

 

ストックオプション

予め定められた価格で自社株を買うことが出来る権利。お前ストックオプションも分かってないんかよと思われそうだけど二つ分かってないことがありメモのつもりで書いている。

一つ目はオプションを行使する時社員は誰から株を買うのか?一々新株を発行しているのか、それとも会社の自社株持ち分を貰ってるのか?貰ってるとしたら、自社株0%の会社はどうすればいいのだろうか?

二つ目はストックオプションは譲渡可能か?←ググったら普通に譲渡可能らしい、だとすると得体の知れない輩に水面下で株を取得されて付けこまれる余地があるのではないか?一般的にはやはり譲渡制限が付いているのか?