・国策資金の流れ
土日に出た材料になりそうな国策ニュースを二つ紹介
①認知症対策
認知症対策の強化に向けて、政府の会議が25日に行う意見のとりまとめ案が明らかになりました。(中略)認知症の原因の一つ、アルツハイマー病の新しい治療薬「レカネマブ」が承認されたことも踏まえ、必要な検査や医療、相談などの体制を整備する
レカネマブはエーザイ(4523)の開発した認知症治療薬で、22日の引け後に米国で使用申請を26年度にも行うことがスクープされている。PTSではまだあまり買われていない
②海洋開発
日本の最も東に位置する南鳥島とその周辺海域で、希少金属・レアアースの採掘に向けた環境整備や、今の法律では領海内などにしか設置できない洋上風力発電を、EEZ=排他的経済水域内に設置できるようにするための法整備などが主な議題(中略)
「海のドローン」とも言われる自動で水中を動く無人機「AUV」の海洋調査への活用や、不審船などの探知能力向上のため、「MDA=海洋状況把握」と呼ばれる衛星などを活用した監視システムの利用も論点となる
・レアアース:ぱっと見採掘関連をやってそうなのは石油資源開発(1662)だけどIRにそれらしき話はなし。恐らく採算が取れる状況まで来ていない?だけど今後来るかも、、
・洋上風力発電:双日(2768)は洋上風力発電に力を入れており、今年9月にはドイツの台湾で洋上風力発電事業を手がけるドイツOrchid Wind Power GmbH社を完全子会社化している。
昨年入札の価格勝負で他社を寄せ付けなかった三菱商事(8058)は、今月10月に汚職事件の対応に不満を持って業界団体を脱会しているのでやや買われづらそう
三菱商事による洋上風力発電入札の価格破壊について:洋上風力 価格破壊ショック 三菱商事「独占」の内幕 | ニュース・リポート | 東洋経済オンライン
三菱商事が洋上風力発電の業界団体脱会:三菱商事系2社が風力発電の業界団体を脱退 汚職事件の対応に不満:朝日新聞デジタル
JFE(5411)は洋上風力発電用の鋼材を供給、レノバ(9519)なんかもやってるがIRを見ると陸上メインで洋上は弱いか?
・AUV:軽く調べたところ上場企業で作ってるのは川崎重工(7012)ぐらい
・衛星監視システム:QPS研究所(5595)⇒36基の小型衛星を打ち上げリアルタイムの監視網構築を目指す
これらの他にも12日引けに超絶決算を発表した石油プラットフォームの一つであるFPSOの建設を行うmodec(6269)、その親会社である三井E&S(7003)なども買われそう
・中国ゲーム株規制
22日昼に中国がオンラインゲームを規制する政策を発表し、テンセントなどをはじめゲーム株が大幅下落し一時11兆円以上の時価総額が消失、日本株にも波及しコーエーテクモ(3635)4.8%安、ガンホー(3765)2.5%安となった
反省:ニュースちゃんと見てれば絶対取れた!デイトレの者としてこれ取れないのはダメすぎる、、情報収集の方法もっと工夫したい
・ドラッグストア上昇
銀行株高予想を的中させ、著名投資家ウォーレン・バフェット氏より前に商社株に集中投資して利益を上げた資産運用会社オービス・インベストメンツは、次の狙いをドラッグストア業界や中型株に定めている。
このニュースを受けてマツキヨココカラやウェルシア、クスリのアオキなどに買いが入った模様
・九州FG上昇
九州FG(7180)が6.3%高、大和証券では投資判断を「3」から「2」へ格上げ、地盤の1つとする「熊本」は国内における半導体関連産業の要衝となっており、経済波及効果は非常に大きいと指摘。
反省:レーティングイナゴはやっぱり結構おいしい、なんならこれはまだ上げるかも?
・資生堂反転
資生堂(4911)が底打ちの様子、中国需要の減退などの影響があったが売られ過ぎの押し返しか。23日土曜日には米国企業であるDDG Skincare Holdings LLCの買収を発表し、印象悪化と需要減退の二重苦にあえぐ中国ではなく米国市場を開拓していく目論みが感じられる。
反省:どう見ても売られ過ぎてたので、毎日つぶさにチャートを見て底打ちした!と思ったところで拾えた案件だった。
・相模ゴムとオアシス
相模ゴム(5194)にオアシスが入ってきている。今年9/1に0%→9.77%の大量保有報告書を提出。またブライヤーウッドキャピタルも22日14時に7.60%→12.57%の大量保有報告書を提出している。軽く調べたところでは相模ゴム関連の内容以外ヒットせず
アクティビスト同士によるたたき合いか?だとすると面白いけどまだよく分からないので続報待ち