市況日記(12月14日木曜日)

・寺岡MBO成立

一時は村上の介入で不成立かと思われた寺岡製作所(4987)のMBOが今日決まった。今日中に寺岡MBOの可否が決まることが知られていたため、朝一で出なかったことを嫌気して発表がなされる10時前には一瞬527円の安値まで付けたが、結果成立しMBO価格の564円に漸近するように559円前後で収れんしている。MBO成立を信じて下がったところを買いまくれば一瞬で5%以上取れたので、この動きは覚えておいた方がよさそう

 

・霞C反発

OA・売り出しと合わせて最大158万株が放出された霞ヶ関キャピタル(3498)が反発、増資発表前には8600円より上にあった株価が最大で6980円にまで下落したが、本日の終値ベースで7810円まで戻している。こういう大人気銘柄は前向きな増資だったら絶対リバるんだから拾えなきゃ話にならない!と思っていたのに出社していなかったので注文が出せず拾えなかった、、、(´;ω;`)ウゥゥ

 

・宮越HDと中国経済統計

中国で不動産賃貸事業を展開する宮越HD(6620)が16%近い大幅上昇、特に材料等は確認されていないが、明日午前11時に中国の固定資産投資と社会小売品販売総額に関する経済統計の発表があり、そこで中国経済の底堅さにベットした先回り買いなのではないかと考えられる。

 

・SBI IPO不正操作

www.nikkei.com

日経の記事によると、SBI HD(8473)は自らが手掛けるIPO案件において傘下の金融商品仲介業者を通じて顧客に買い注文をさせていた疑いがもたれている。SBIはIPOに力を入れてきたがこのような不祥事があっては企業がIPOする際に他の証券会社を頼りたくなるのは必然で、IPO手数料の収益の大きさを考えると企業業績に影響を及ぼしかねない。事故というよりは事件と解釈すべきと思う。

 

・QPS研究所ロケット打ち上げ

12月に上場したばかりの宇宙ベンチャーQPS研究所(5595)が手掛ける小型SAR衛星の発射が明日日本時間の13時~15時に予定されている。上場後初の人工衛星打ち上げであり株価はこの発射の成否に委ねられている。発射のロケット部分はアメリカとニュージーランドの企業であるRocket Lab社に依頼しており、同社のElectron型のロケットが使用される。同社がこのロケットを使用した過去の発射では全31回中28回成功しているため、今回の打ち上げが成功する確率も高いと言えるだろう。

第二のispace(9348)にならないことを祈る、、、(フラグ)

kabumatome.doorblog.jp